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直帰率はなぜ下がらないのか

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サイトを運営していたり、集客でオウンドメディアを持っていると悩みがちなのが「直帰率」と「離脱率」でしょう。

 

その中でも気にしたいのが「直帰率」です。

 

離脱率はページそのものの分析で解決できることが多いですが、直帰率は“そのサイト自体”に問題がある場合が多いからです。

 

また、最近のユーザーの「シェアの方法」にも、一因はあるんです。

 

 

◆直帰率の下げてページセッションを上げるにはどうすればいいか

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某・サイトを冷静に振り返っていなかったので、あえて直帰率とページセッションを注視してみました(注視するだけ)。

 

このサイトはPV自体は低いものの、平均セッション時間が比較して(自サイト内で)長く、リピーターが多いのが特徴です。

 

ただ、直帰率が問題。「良いサイト」とされる直帰率であれば、おおよそ70%台とされているので、80%を超えていると“サイト自体”に問題があることがあります。

 

このサイトに関しては「文章が長すぎる」というのが短所でもあり、長所でもあると分析しています。

 

では例としてこのサイトの「直帰率」を下げるにはどうすればいいかは、簡単な方法でいえば、

 

 

  • 記事内の段落の合間に関連記事を置く
  • 記事下に関連記事を目立つように設置
  • ランダム記事のプラグインを使い、関連記事以外の記事を見せる

 

 

などが考えれますが、ここで生じてくるのが「離脱率」のジレンマです。

 

特に、アドセンスなどを置いているサイトであれば「収益」と同時に「離脱率」が高くなるのが悩みどころではないでしょうか。

 

僕自身がいじっているサイトだけで言えば、記事内よりは最初の段落上に広告を置き、後は記事下まで広告を置かないほうがユーザーの「離脱率」もキープでき、「直帰率」も下げることができると実感しています。

 

基礎的なことですが、「マネタイズ」ばかりに意識がいくと、客観性が失われがちです。

 

これは「サイト運営者」としてより、「ユーザー目線」でそう感じるからこそ、主張したいです。

 

◆直帰率が下がらない場合のファン層の増やし方

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もっとひどい例で言うと、上記のデータのサイトは平均セッション時間は33秒。そして、直帰率は90%弱とかなり高いです。

 

正直、糞サイトですw

 

ただ直帰率が高いのにも、サイト構成で大幅に変わってくるでしょう。また、ユーザーが増えれるほどこの“直帰率の高騰”はなかなか止まらないと、過去、支援していた媒体で感じています(当時、支援していた媒体が月間PV3000万ほど)

 

これにはいくつか理由があって、

 

  • 検索流入からで、そのページだけで満足してしまう
  • 広告に飛ぶ
  • デザインが糞なのですぐに離脱(耳が痛い…)
  • サイトが重くて離脱(耳が痛い…)
  • 見出しでイライラする(続きが読みたいと思えない)
  • 「釣りタイトル」で、内容が思っていたものと違った

 

など、他にも挙げればキリがありません。要は、それだけユーザーが求めるサイトと、我々が運営できるサイトの力量に「大幅な乖離」が生じているからです。

 

なので、基本的に「検索流入からのユーザー」や「リファラーからのユーザー」を重視するよりかは、ファン層をいかに増やすサイト運営ができるかどうかが、今のような「サイトジャブジャブ時代」に生き残ることができる秘訣でしょう。

 

もちろん、ファン層をいかに増やすかは「各サイトの方向性やカラー」によって変わるので、一つの答えはありません。

 

ただ色々なサイトを見ていて感じるのは、「マネタイズに走りすぎたサイトはファン離れが激しい」ということです。

 

たとえば、ランキング形式でSEOで上位表示させているサプリメントサイト。薬事や景表法を無視して、CVばかりに意識がいきがちなサイト。

 

こういったサイトは、短期的にはユーザーを獲得できても、ロングスパンではユーザーを獲得できないと思っています。つまり、マネタイズも短期的なものとなりがちです。

 

加えて、今のユーザーの「シェアの方法」にも特色があります。

 

口コミでバズったりするのは、Twitterで共有・FBで共有といったものが一般的でしたが、今では「Instagramでキャプチャで共有」「LINEでキャプチャで共有」といったものが多く、そもそもサイトに人がきませんw

 

そして「検索流入」に頼っていても、結局“直帰率が高くなる”という悩みがまた浮上するわけです。というのは、検索から入ってくるユーザーのほとんどが、「その悩み・疑問」が解消できれば満足するからです。

 

そこからいかに回遊してもらうかは、「魅力的なコンテンツ」「関連記事にいかに興味を持ってもらうか」に加えて、「マネタイズに意識を置きすぎないこと」があるかと思います。

 

ただ僕が思っているのは、ユーザーに媚びるのはよくないということです。最近のユーザーは本当に“目が肥えている”からですw

まさに「青天井」な欲望に目を向けていると、自分が嫌になるはずです。

 

でも、コンテンツを作るときは、「自分がユーザーでありたい」というのが僕の信条なのですが、もちろん、マネタイズできればできないに越したことはありません。

慈善事業で時間を潰すほどお金持ちではありませんからw

 

なので、いったんファン層を増やすとすれば、自分のサイトのカラーを見直すことと、修繕作業を繰り返すことが「良いサイト作り」にもなり、「直帰率の低下」にもなり、さらに「ファン層の増加」にもつながると思っています。

 

支援サイト以外で、僕が運営しているサイトは弱小ばかりですが、大手のサイトでも“マネタイズに走りすぎている”といった傾向はよく目にします。これが連鎖すれば「WEB媒体」そのものに、未来はないと思っています。

 

ただでさえ「アドブロック」が主流になってきている現代なので、“いかにユーザーを欺くか”よりは、“いかにユーザーが楽しめるか”に重きを置くことも大事ではないでしょうか。

 

 

ちなみに僕は某・ダイエットアフィリサイトを運営していますが、そのサイトでは2017年に入り明らかにCVRが下がりました。

要はユーザーが「ネット販売の商品」に対して、信用を失っている面があると思っています。

あと、自分にセンスがないと痛感していますw

 

いかにユーザーが楽しめるサイトであるかどうかは、「直帰率」と「離脱率」を下げるサイト運営につながります。

 

いかに自分がユーザーとして「WEB」を楽しめるかどうか。サイト運営では大事なことなのかもしれません。